2016年10月06日

オリジナル WE SVD用リコイルスプリング バージョンアップ

皆さんこんにちは。
ストライクアームズです。

以前より告知させて頂いておりました。
WE SVD GBB用リコイルスプリング完成致しました!

Ver.1からVer.2にレベルアップです。
執念深くWE SVDについてはずっとやってきている訳ですが、今回のリコイルスプリングは従来から温めてきたアイディアも盛り込んで、最強クラスのリコイルスプリングになっていると思います。
試作を繰り返し、お星様(ボツ)になったスプリングたちよ。ありがとう・・・。

今回のリコイルスプリングは、初速の安定化にすら貢献する素晴らしい性能を持っています。
現状のラインナップは、Ver.1であるソフトスプリング、Ver.2であるノーマル、ハードスプリングです。

Ver.1のソフトは作動効率が一番の優先で、極弱いレートです。肩に感じるリコイルを重視したい人にもお勧めのレートです。実射性能にはそれほど影響は与えないものです。
Ver.2は全面的にバネの自由長から、線径、外径、内径、素材まで見直しました。
その分コストが上がって100円値上げになってしまいましたが、そこは許して下さい。元々低価格設定なので。
製造は日本国内のバネ工場で作っています。今回は色を見直して、更にどのレートでどの位置に組込むのか分かりやすくなっています。
さて、初速安定化に寄与すると聞くと、うそでしょーってなると思いますが、SVDに関しては結構リコイルスプリングの設計次第で関係してくるのです。詳しいうんちくについてはご飯の種なのでここでは言えませんが、ノーマルレート、ハードレートともに、ラージボアエクステンションバレル搭載の初速調整済み本体で、ガス圧を保つように撃つと、初速のブレがすくないようになりました。
ガス圧を保つというのがミソですが、今まではロングバレルなこともあって、どんなに頑張ってももう少しブレが大きかったのです。
GBBですから、最初が一番ガス圧が高くて、撃っていく内に段々と初速が下がるという減少は、どの機種でも共通の仕様です。このリコイルスプリングを使ってもそれは変わりません。
JPバージョンのSVDなどはバレル長に対してガス放出が全く足りていないので最初は80m/s撃ったのに、2発目は54m/s(場合によっては40台)になってしまうなどの経験がお有りの方も多いでしょう。
かといって、JPバージョンのガス放出量を上げてしまうと、1発目の初速が法定オーバーギリギリになってしまう上に、2発目はやっぱり60台m/s程度まで下がってしまう、これも経験されている方は多いのではないでしょうか。
じゃあ、NPASで調整すれば?となると思いますが、これもある程度は解消されるのですが、やっぱり満足のいくところまで性能を追い詰めることはかなり難しいです。

なんか、リコイルスプリングの話題から、SVD全体の話になって来てしまいましたね・・・。まぁいいか。
というわけで、メーカー純正に近い状態では結構性能は残念なのがSVDです。ブローバック性能はピカイチなだけにおしいですよね。
当店は執念を燃やして、徐々にSVDを改良してきました。
細かいノウハウは置いておいて、大筋こうすればSVDの実射性能は改善する方向へ向かうよって話ですが、

・今回発売のVer.2リコイルスプリングを使う
・ラージボアエクステンションバレルを使う(600mmで大丈夫)
・チャンバーパッキンをWE純正から、長掛け系、あるいは2点支持タイプに交換する(押しゴムを工夫するのも良いです)
・NPASを導入する(初速調整したい方のみ)
・ピストンバルブスプリングで初速を決め打ちする(初速はこちらの方が安定する)
・弾は0.25g以上を使う(軽量弾はライフル系のGBBには向きません)。個人的には0.28gが好きです。

この6点だけです。
後の細かいところは組込精度だったり、ちょっとした工夫だったり、フリクションを頑張って減らしたりと積み重ねの努力はあったほうが性能は良くなります。

撃ったフィーリングですが、SVD海外純正と比べて、ノーマルはレートを下げているにも関わらず、撃ち味は良くなっています。
フルストロークでブローバックのトラベル量は長い機種ですが、しっかりリコイルがあって、だるくもなく、ぴしっとボルトキャリアを閉鎖しきります。
ハードは撃ち味自体はノーマルに近い仕上げです。ただ、全体的にレートを上げているのでノーマルよりも一段キビキビ動くようになっています。

色々書きましたが、細かいことは放っておいて、かなりの自信作なのでSVDユーザーの方は是非お試し下さい。

では、また。  


Posted by StrikeArms  at 10:00Comments(0)WE SVD