2020年08月19日

GHK M4 GBBシリーズの謎を解く。

皆さんこんにちは。
ストライクアームズです。

先日(2020年8月中旬)にリリースされた、新型のM4シリーズ(ダニエルディフェンス系ハンドガードが付いた製品)の案内文を書いていて、色々ショックを受けたり、間違って理解していたり、意味が分からなかったりした部分を、
代理店経由でGHKに問い合わせして、回答を得ました。
ストライクアームズ的にあいまいだった部分を解明していきます。

・HOPUPシステムについて。

今回の製品では新HOPUPシステムと記載されていたのですが、実際には、2014年に刷新されてから変更はないとのこと。

・Ver.6ハンマーについて。

こちらも2014年に刷新されて以来変更はないとのこと。現行モデル(2020年8月現在)全てVer.6ハンマーになります。(2014年って既にリリースされていたんだということに驚き・・・)

・レシーバーについて。
製造は、アルミダイキャストで製造し、仕上はCNC切削を利用しているとこのとです。
もう少し突っ込んで聞きたいところでしたが、内部も外部もCNCで仕上げているのかまでは確認出来ず。
もし、外部もCNCで仕上げているのであれば、あのピットの多さは説明しにくいので、中だけじゃないのかと思わなくもないです。
個体差があることは認めておりましたので、それは潔い。改善に期待したい。
それと、表面仕上げですが、アルマイトだと思っていたら塗装仕上げでびっくりしたのですが、これにはカラクリがありました。
GHKはレシーバーについては一度アルマイトしてから、塗装で仕上げる工法を採用しているとのこと。
削り出しハンドガードなどはアルマイトのみの仕上だそうです。
手間が掛かっておりますね。ですから、アルマイトも間違いじゃないし、塗装も事実であるという意外な展開でありました。

・ドイツ製コネクトスプリングについて。
ローディングノズルリターンスプリングのことのようです。ドイツ製で、平たく言うと頑丈でメンテナンスも容易な構造を採用しているとのこと。

・アウターバレルについて。
軽量化のために、スチールを使用しつつ薄肉化を実施し中央にはくぼみを設置している。その工程は実銃用のアウターバレル製造に遜色ないレベルに到達しているとのこと。放熱用のリブ成型においては、万年筆のモンブラン用加工も請け負う工場で加工しており、精度が良いとのこと。表面処理は窒化リン酸マンガン処理されて、高い摩耗性能ひっかき傷耐性を備えます。

・ストックパイプについて。
これが隠れた自慢で、アルミ材の押し出し成形で製造されており、アルミの密度が非常に高く、CNC削り出しよりも頑丈な作りになっていて、コストを掛けて製造しているとのこと。

当店が得た情報は以上です。
メーカー系の情報源(代理店ですが)から得た情報ですので、確度は高いと思います。
思ったのは、海外メーカーは、もっと自社製品のアピールをちゃんとした方が良いのではないかと思いました。
GHKはこだわりを持って製造しているようですので、製品をシビアな目で見て育てるのはもちろん良いですが、良いところは褒めてあげましょう。

少しでも疑問が解消出来たら幸いです。

では、また。  » 続きを読む


Posted by StrikeArms  at 21:00Comments(2)GHK M4シリーズ