2010年11月19日

WE G39C モニター販売レビュー

皆さんどうも初めまして。

この度ストライクアームズ様考案のWE G39Cのモニターレビューを書かせて頂いたNezと申します。
簡単ではありますが、この場をお借りして調整済みの商品を格安で提供して下さった店主様にお礼申し上げます。
何分素人なもので、至らぬ点も多々あるとは思いますが、僅かばかりでも購入の際の目安になれば幸いです。

これより以下、商品レビューとなります。

WE G39C モニター販売レビュー

まずは外装ですが、やや明るめの黒色のポリマーで成形されており、表面は他社のG36よりしっとりとした梨地仕上げになっています。
剛性も全く問題無く、多少手荒に扱っても軋んだりすることはまずありません。
ヘビーウェイト樹脂製とのことですが、大掛かりなメカボックスが存在しない分数百グラムほど電動ガンよりも軽くなっており、取り回しはむしろ良くなっています。

本体左側面の刻印プレートはアルミシール製でリアルではないのですぐに剥がしてしまいました(笑)
カッターやデザインナイフなどを使えばさほど苦労せずに剥がせます。
そのままだと無刻印で寂しいので、海外仕様の刻印済みフレームの単品販売をしてほしいですね。


次に、ハンドガードを外した所です。
WE G39C モニター販売レビュー
WE G39C モニター販売レビュー

ガスピストンユニットは非常にリアルに再現されており、ライブで可動しないのが惜しいところです。
バレルロック基部がしっかりバレルを固定しているのでぐらつきもありません。
ハイダーは14㎜の逆ネジ固定ですので、各社から出ている電動ガン用延長バレルやハイダーが装着可能です。

WE G39C モニター販売レビュー

また、ハンドガードのレイル固定用のネジ受け部分は金属部品がインサートされているので、摩耗して緩んだりし難くなっています。


ロックピンの比較をしてみました。
WE G39C モニター販売レビュー

左からARES,WE,SRC製です。
ARESのものは艶あり黒のアルミ製で、スプリングテンションはやや弱めです。
WEのものは半艶シルバーのアルミ製で、最も高いスプリングテンションを持っています。
SRCのものは半艶スチールグレーの鉄製で、最重量かつ最弱のスプリングテンションです。
WE製のものは最も高いテンションが掛かっているので通常分解の際少し手間取りますが、その分かっちりとした剛性を生み出しています。

WE G39C モニター販売レビュー

これらロックピンはストック根元にあるホールに挿し込むことで通常分解におけるピンの損失を防ぐことが出来ます。


コッキングハンドル周辺のアップです。
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露出しているボルトユニット上部の段差部分にあるはずの溶接跡が再現されていないのは少々残念です。亜鉛合金性の一体成型なので難しかったのでしょうか?
コッキングレバーは左右どちらの方向でも固定できますが、その際のレバーの押し込みが固く、何度か馴らしてやる必要があります。
解除する際にもしっかりレバーを引き出さないと戻しバネがロック機構に負けて元に戻りません。
ここの擦り合わせはもう少し入念にやってほしいと思ったところです。

WE G39C モニター販売レビュー

アッパーレイル上の固定サイトはフロント、リア共に樹脂製(!)になっています。
これまでのものは金属製ばかりだったので新鮮味があります。

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可変式リアサイトの形状も少し異なっており、近距離照準用のサイトがハンドガン様になっています。視界が広く、エイムし易いです。

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エレベーション、ウィンデージダイヤルもしっかり調節できます。
しかし、アッパーレイルの固定ネジがヘキサレンチ仕様になっているのがとても気になります…分解の際に別途ドライバーを用意しなくていいようにとの配慮なのでしょうか(笑)


次にストック周辺です。
WE G39C モニター販売レビュー
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フォールディングストックは固定、折りたたみ共にスムーズに行えます。折りたたみ解除の際には、ストックを上に引き上げるようにして引っ張れば簡単に行えます。
写真にあるように、ストック基部は楕円形をしており、また以下で紹介する出っ張りのお陰でマルイ旧世代準拠の製品のものは合わないです。
唯一、ARES製シミュレーターのものは取り付けできるそうです(どうやらこいつのガワのコピー元がそのシミュレーターだとか…あくまで只の噂ですが(笑))
ストックを折りたたんだ際に露出するブローバックユニットはリアルな形状で再現されています。
ロックピンを引き抜いた後、この出っ張りをつかんで上に引っ張り上げつつ引き抜くことで取りだすことが可能です。

ボルトユニットと共に引き抜いてみました。
WE G39C モニター販売レビュー

ボルトは非常に重量感があります。ストライクアームズ様にて取り扱っているものはこの中のバルブがNPASといわれる初速調整可能な製品に交換されており、
季節やばねレートに合わせて容易に調節できるようになっています。

WE G39C モニター販売レビュー

写真では分かりづらいですが、奥に見える半円形のパーツがホップ調整ダイヤルです。
電動ガンと同じく、特に分解せずにドライバー等にて調節することが可能です。
未だレンジなどで撃ってみていないのでよく分かりませんが、少なくとも10m程度までは比較的安定した弾道を描いてくれます。

グリップ周辺の写真です。
WE G39C モニター販売レビュー
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電動ガンのようにグリップ内にモータを収める必要がないため、実銃同様にがらんどうです。
グリップ経は電動とほぼ変りなく、ガスブロM4とは違って構えてみた際の新鮮さはあまりないです(笑)
セレクターの表記はARES系と同様のプリント式です。使っている内に剥げやすいのでここは刻印で入れてほしいですね。
セレクター本体はカチッとしたクリック感があり、またコッキングしてチャンバー内に弾が装填されていないとセーフティポジションに入らない仕組みになっています。

トリガーフィーリングも、電動ガンのふにゃふにゃっぷりとは無縁の切れの良さがあります。少々重すぎる気がしないでもないですが…

マガジンを各社電動用のものと比べてみました。
WE G39C モニター販売レビュー
WE G39C モニター販売レビュー

左からWE、マルイ、ARESのものです。
装弾数は32発ですが、余裕をもって30発程度までにしておいたほうが良さそうです。
スモークグレーのガワはマルイのリアルタイプマガジンのものにも劣らぬ出来ばえです。
それだけにマガジン内側の真っ黒っぷりは残念です…まぁガスタンク内蔵エアガンの常ではありますが…
全長は電動用マガジンよりも2cm程度長いですが、もちろん各社G36用マグポーチにしっかり収納できます。


各社製のハンドガードを取り付けてみました。
WE G39C モニター販売レビュー

ARES/STAR社製のフルサイズハンドガードは無加工で取り付けられました。

WE G39C モニター販売レビュー

しかし、マルイ製、SRC製のものはハンドガード基部が干渉し、そのままでは取り付けられませんでした。
削り込みと擦り合わせを行うことで取り付けられるようになるかと思われます。


さて、最後は実射性能についてです。

上でも少し書きましたが、10m程度までは比較的真っ直ぐ弾が飛んでいきます。
ホップダイヤルが少々合わせづらいので、当たりがとれれば更に化けそうな予感がします。

リコイルショックも非常に強く、長物ガスブロ初所有の自分としては感動ものでした。
ボルトの作動に伴うバキャキャっと言う金属音も射撃感を高めてくれます。
しっかりガスを注入してやれば(およそ10秒程度?)、この時期でも息切れ無しで30発全弾撃ち切ってボルトストップがかかります。
サイクルもマルイ旧世代の電動並ですので、フルオートでばら撒くととても楽しいです(笑)

気になる初速ですが、1マガジンあたり最高値でおよそ83m/s、最低値で67m/sでした。
WE G39C モニター販売レビュー
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指切りのバースト射撃にて計測したので、マガジンの冷えに伴う初速低下は否めませんが、それでもいきなり50m/sを切ったりするような
大幅な初速のブレは認められませんでした。


総評として、この外装や各部動作の質感、高いリコイル&実射性能、そして実売3万円を切る価格設定はとても魅力的だと思います。
調整次第ではゲームでのメインアームとしても使えると思います(少なくとも自分はそのつもりです)。
自分のように、始めて長物ガスガンに触れるという方々にもオススメできる品です。

ここまでお読み頂き、どうもありがとうございました。
それでは失礼致します。

(レビュー投稿者:Nez様)

Nez様どうもありがとうございました!
とても詳しいレビューでこちらも大変興味深く拝見いたしました。
これからも、WE G39C大事にしてあげてください。(ストライクアームズ)




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Posted by StrikeArms  at 17:00 │Comments(0)WE G36C(G39C)

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