2011年06月13日

WE L85 GBB 全分解

こんにちは。

前回に引き続き、今回はWEのL85の分解方法の記事をを担当させて頂きます、影山と申します。分かりずらい点もあるとは思いますが、ご自分でカスタムパーツの組み込みをチャレンジされる方のお力になれれば幸いです。今回の記事では主に「リコイルスプリング」「インナーバレル」「ハンマースプリング」の交換が出来る所までの、分解方法の手順となりますので、なにか分からない事があればご質問頂ければ幸いです。

さて、まずは他の機種同様アッパーユニットとロアーユニットの分解です。
これはフィールドストリップでも紹介されている通り、2か所のピンを抜けば可能です。

WE L85 GBB 全分解

まずは一番簡単なリコイルスプリングとアッセンブリーです。
これはアッパーユニットに引っ掛かる形でついていて、特に固定されていないので簡単に外せます。

WE L85 GBB 全分解

リコイルスプリングは頭の六角ネジを外せば交換できます。
例によってネジが固い場合があるので、壊さないよう気を付けながら力で外して下さい。

WE L85 GBB 全分解


さて、ここからはインナーバレルの交換になります。
外し方さえ分かってしまえば、他の機種に比べると比較的簡単にチャンバーユニットが取り外せるので、チャレンジしてみてください。

まずは邪魔になるボルトとチャージングハンドルを取り外します。
ボルトストップの位置までボルトを後退させると、チャージングハンドルがボルトから抜けますので、ボルトは簡単に取り外せます。

WE L85 GBB 全分解

次にアウターバレルやハンドガードを取り外します。これはチャンバーユニットに大き目の六角ネジで留っているだけなので、このネジを外せば丸ごと取り外す事が出来ます。

WE L85 GBB 全分解

チャンバーユニットを本体に固定しているネジを外しますが、そのネジがキャリングハンドルに隠れている為、まずはキャリングハンドルを取り外します。
キャリングハンドルはレール側の太いマイナスネジ2本とハンドル内のプラスネジで留っているので、これらを外します。

WE L85 GBB 全分解

プラスネジは完全に外さなくても、ある程度緩めるだけでOKです。
レールを外すと2つ並んでいる六角ネジがあるので、これを外します。レール両脇についているネジはレールを固定しているネジなので特に取り外す必要はありません。

WE L85 GBB 全分解

これでチャンバーユニットを抜き出すことが出来ますが、ユニットはバレル側ではなく、本体側に抜けるようになっています。なかなか抜けない場合はレールを外してしまい、レールに隠れている小さい穴から、ピンポンチ等で叩いてあげれば、簡単に抜けてくれます。

WE L85 GBB 全分解

チャンバーユニットが取り出せれば、チャンバーユニット側面のプラスネジを外すとチャンバーブロックが出てきます。

WE L85 GBB 全分解

さらに、チャンバーブロックのプラスネジを外せばホップパッキンとインナーバレルを取り出す事が出来ます。

WE L85 GBB 全分解

以上でインナーバレルの交換までの分解が完了です。

さて、次はトリガーユニットの取り出しとハンマースプリングの交換に必要なまでの分解です。
まずはセレクター左側にあるピンを外します。

WE L85 GBB 全分解

さらにボルトリリースレバーを取り外します。
ちなみに、説明書には全く記載されていませんが、このセレクター上部の四角いパーツがボルトリリースレバーになっています。ちなみに、実銃にも同様のパーツがついているようです。

WE L85 GBB 全分解

次にセレクターを外します。
セレクターを外すには、非常に見えずらいですが画像赤枠あたりにあるプラスネジを外さなければなりません。フラッシュライトやライト付のドライバーがあると外しやすいと思います。

WE L85 GBB 全分解

最後にトリガーユニット後部の大きなプラスネジを外し、トリガーバーを外せば、トリガーユニットを取り出す事が出来ます。今回トリガーユニットはプラスティック製のカバーで覆われているので、取り出す時に小サイズのパーツ紛失防止に役立っています。

WE L85 GBB 全分解

ここからはトリガーユニットの分解です。
まずは、トリガーユニット側面のカバーを外します。カバー左下のプラスネジと右上の銀色のパーツについているプラスネジを外してください。

WE L85 GBB 全分解

カバーを外すとところ所にピンが見えると思うので、ハンマースプリングの交換の場合は画像で出っ張らせている方のピンを抜いてください。このピンを抜けばハンマーが外れますので、ハンマースプリングの交換が可能になります。

WE L85 GBB 全分解

以上で一通りの改造に必要な分解は終了です。


組立は分解した手順を逆に行っていけば大丈夫ですが、いくつか注意することがあります。まずトリガーボックスについているこちらのパーツです。このパーツが画像のように綺麗にはまっていない状態だと、トリガーボックスのカバーがはまりません。

WE L85 GBB 全分解

このパーツは、放って置くと簡単にズレてしまいますので、細めのピンポンチや精密ドライバーで押さえながらカバーを取り付けて下さい。

WE L85 GBB 全分解

またセレクターをはめる際も、稼働部がきちんと上下に動くことを確認して取り付けましょう。特にセレクターは組込が非常に面倒で、とても見えずらいネジ穴に小さなネジを入れなければならないので、何度も分解・組込を繰り返すのはストレスです。

WE L85 GBB 全分解


それでは、もしご質問などありましたらコメント欄等からお寄せ下さい。御健闘をお祈りしております。

Written by [GUN SMITH DOG]
影山 回





タグ :WE L85

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Posted by 影山 回  at 17:00 │Comments(2)WE L85

この記事へのコメント
ハンマースプリングを交換したところ、バルブノックが非常に弱くなってしまいました。可能であれば、トリガーユニット内の写真を載せた詳細な記事を書いていただきたいです
Posted by いし at 2013年09月04日 23:06
いし 様
コメントありがとうございます。
ごめんなさい。L85は分解する機会が非常に少ないためすぐには記事作成は出来ないと思われます。
ハンマースプリングの交換でマガジンバルブがうまく叩けないほど弱くなってしまった場合は、恐らくハンマースプリングの方向を間違えて組み込んでいらっしゃるのではないでしょうか?
ハンマーコッキングに対してテンションの掛かる方向で組み入れないと正常に機能しませんので、ご確認くださいませ。
Posted by StrikeArmsStrikeArms at 2013年09月08日 11:46
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